うつ伏せで肩甲骨の後ろや腰のマッサージを受けていませんか?
専門的な姿勢・痛みの改善の観点からいうと、それは逆効果です。
エステやリンパ、もみほぐしや整体で「その時は気持ちが良いだけですぐ戻ってしまう」場合は施術が不十分であることが考えられます。
正しく問題点を見極めて鍛えるという施術を入れないと、姿勢は絶対に改善しません。
今回はマニアックな話をしますので、繰り返し読んでなんとなくイメージしてみてください。
「ストレートネック」
首筋の前川の筋(胸鎖乳凸筋)の緊張が硬く、首筋の後側の筋(背柱規律筋)の筋力が弱いタイプ。
つまり、顎を引く力が無いので亀のように頭が前へ出ているような状態になる。
首の前側はマッサージして後側は鍛えると治る。
「にせ猫背タイプ」
ストレートネックと巻き肩。
首の前側の筋と胸(大胸筋)、脇腹の筋(前鋸筋)の緊張が強く、背筋の筋力が弱い。
首筋の前側と胸、脇腹をマッサージして背筋を鍛えると治る。
「猫背」
ストレートネックと巻き肩、骨盤が後傾したタイプ。
上記の状態にプラスし、腹筋が固くなった状態。
首の前側や胸脇腹。
腹筋を緩めて背筋を鍛えると治る。
「ヒラぜ」
人間は横からみると背骨がs字カーブになっているが、それがほぼ無くなってしまった状態。
踵の高い靴を履いていていたり、足首が硬いとなりやすい。
一見、とても姿勢が良く見えるが逆に良すぎて重症。
治すのは困難。
背骨のS字カーブは身体にかかるあらゆる衝撃を逃すための構造なのでそれが無くなるということは疲労が蓄積し逃せない状態といえる。
「反り腰」
腹筋が弱く、背筋が強くなった状態。
股関節も硬くねじれていて、足の付け根(大転子)が出ておしりがでかくみえるようになった状態。腹筋を鍛えて背筋をほぐし、太ももの内側は緩めると治る。
「ガニ股・O脚、内反足」
股関節の外側、後側の、太ももの筋、膝下の下腿骨の内側の筋が硬い。
太ももの内側の筋が弱くなった状態。
内側は鍛えて、外側を緩めると治る。
「側湾症」
先天的または後天的に背骨がs字カーブになった状態。
背骨が右に出っぱっているなら左の腹筋をゆるめて右の腹筋を鍛えるとよい。
いかがでしょうか?
一言で姿勢が悪いといってもたくさんのタイプがあるんです。
一限様お断り。
しっかり治したい方だけ、ご予約ください。