最強の筋膜リリースマシン「リリースカッター」による施術をはじめました!

講師をして来ました。

玉村町の「老人福祉センター」にて。
職員研修として、デイサービスの職員さんを対象に私が講師を務めて参りました。

テーマは「顔ツボ講座」と「腰痛」でした。

参加者は「高齢者介護に携わる介護職員10名で」、一人ずつ顔や姿勢の状態をチェックし「専門的なホームケアのアドバイス」をさせて頂きました。

ほぼ全ての職員さんに共通していたのは「腰痛」と「巻き肩」、「にせ猫背」、「ストレートネック」でした。

一見、介護の痛い辛いの職業特性は非常に問題ですが、一方で「素晴らしいこと」にも思えます。

車椅子や腰の曲がった高齢者に目線を合わせ「誠実に関わっている姿勢」の現れなのです。

私は臨床経験12年ほどですが、あらゆる人たちの「姿勢」を診てきました。

大正時代の人は畑仕事や養蚕業を中心に肉体を酷使し、戦争経験者の方々は骨格もがっちりして足腰が痛いもののメンタルは非常に強いです。

カルテには、整形外科的な疾患が目立ちます。

戦後になると、急激に「脳梗塞」」や「心臓・内臓疾患」、「精神疾患」が増えます。

権利の主張や引きこもり、怒る高齢者や無理難題を強く要望するご家族も目立ちます。

昭和の中頃は社交ダンスなどが流行し「片側膝のO脚」や「両足の外反母趾」が特徴的です。

平成、令和ともなると、その人が抱えている心身の特徴は、より多様化しています。

つまり「生活習慣」や「生きる姿勢」が、心身に現れるのです。

慢性的な痛みは薬では治らないと、国際疼痛学会が発表していますが、一方で「カウンセリング」が必要といっています。

例えば整形外科の85%の腰痛患者が原因不明で、そのほとんどが脳のストレスによる痛みで悩んでおり、腰が痛い人ほどうつ病との相関があるという研究もあります。

現代は寄り添いや優しさといったものが、必要な時代といえますね。

今回の職員研修において、どうして私が介護職員さんの姿勢を素晴らしいといっているかというと、お困りごとを抱えている高齢者に真剣に向き合っていることがわかるものだったからです。

福祉という言葉を辞書でひくと二つとも幸せという意味があります。

つまり、福祉とは「幸せの事情」、掛け算なんです。

今回の研修は、私にも多くの学びがありました。

私も自分の心と身体を大切にしながら、たくさんの人を笑顔にしていきます。

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