60代女性。
股関節痛の症例報告。
遡ること三ヶ月前。
「もう20年ほど昔のことになりますが出産を機に立ったり座ったりするのが大変になったんです。
旦那が農家で私は嫁に言ったんですが、もう休む暇が無くて兎に角、休めない仕事だったんです。
ずっと股関節が痛くて腰や足の指の付け根、首や肩。
手首や指先、膝なんかも痛みを我慢してきました。
もうどこが痛いかと聞かれたら全身ボロボロで、毎週のように整体や整骨院にかかってきました。
でも、どこもいまいちで1箇所で済む施術所が無く本当に困っていました。
今更ながらMRI検査を受けると股関節が変形していて、いつか手術ですねと言われています。
先生のことはYouTubeとGoogleマップで知って、人柄もこちらの話を聞いてくれる人だと思い信頼してきました。
最近は股関節と足の裏、背中が痛くてどうか助けて下さい。
足を長持ちさせたいんです」
カルテを診ると「先天性股関節薄外不全」があり股関節のはまりが悪い疾患をおもちでした。
よく身を酷使し、仕事に子育てをされてきたなとお話と身体の状態をみて心から労りの気持ちがもてました。
筋力テストをおこなうと可動域が狭く、関節うんぬん以前に身体が硬くて力を発揮出来ない状態でした。
私は理学療法士や鍼灸、マッサージの国家資格をもっているので筋肉をほぐすだけでなく病院でする筋トレや姿勢、歩行のアドバイスも入れて治療を続けました。
特に頑張って頂いたのは太ももとお尻のトレーニングです。
三ヶ月後。
「股関節の痛みは完全にとれないですが、それはわかっています。
でも、姿勢が改善して動きやすくなった実感がもてるし何より手術をせずこれが維持できるという事に本当に心から感謝しています。
まだまだ元気でいたいので、今後も定期的にメンテナンスお願いします」
疾患や仕事がハードワークな部分もあって完治とはいきませんが、私も全力を尽くしていきます。
痛いから困ってきてくださっていますが、話を掘り下げると仕事やプライベートを安心して楽しく過ごしたいという希望を叶えることが本質だと思い気持ちを大事に考えています。