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命の元となる親に感謝をする日に思うこと。

今回、私の母親の誕生日会をしました。

私の母親は、生まれつき目が不自由です。
母親に「俺を育てるのは大変じゃなかったかい?」
と尋ねると、
「死ぬ覚悟をしなければ子育てできなかった」
と笑って語ってくれました。

というのも母親は「網膜色素変性症」という親交性に視力を失う難病で、失明してしまいました。

私も同じ病気が遺伝子、光と陰しか見えなくなってしまいました。

親になって、初めて親の気持ちがわかるといいますが本当でした。

私には子供が二人います。
親になってから私も目の病状が悪化し、ほぼ失明しました。
赤ちゃんを抱いた状態で道路を横断したり子供が歩けるようになってからは、手を引いてもらい移動することもあります。
幼い我が子は信用できません。
私は研ぎ澄ませた耳の感覚と直感を頼りに道路を横断するのですが何度も「終わった」と思う瞬間があります。

日常的に交通事故と隣り合わせなのですが、常に死ぬ覚悟はできています。
父親も別の病気で失明したのですが、親がこんな思いで自分を育てて来てくれたかと思うと壮絶です。

私たち家族にとって生きること仕事ができること、それら全ては当たり前のことではありません。
が、それが普通のことなんです。
そう普通なんです。
凄いと言われますが、これが現実。
自分たちにとっては普通なことだから「悩み事ではなく困りごと」です。

いつ死んでもおかしくないし、差別やいじめ。
社会的差別やストレス、視覚障害者としての理不尽なあつかい。
割愛しますが、色々とありました。

そこで困ることはあっても悩まないのが、うちの家族のよいところです。

周りに期待してもしょうがない。
困る瞬間を数えたらきりがないのです。
だったら自己努力するしかないでしょう。

周りに理解してもらうには、まず自分が努力しなければいけません。
そして、大体の人。
会社や社会は、そうは甘くありません。
周りを変えるのではなく、自分を変えて努力する姿勢を見せ続けることが大切だなと思って来ました。
頑張っていたら誰か一人二人くらいは助けてくれます。
それが、いつか必ず輪になり自信と居場所になるんです。
まだまだ私は親に比べたら「努力が足りません。

この経験や気付きを活かし、当院に来て下さる皆さまの心と身体に誠心誠意、向き合って生きます。

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