「症例報告」
右肩甲骨の内側の痛みが首から来ていた症例。
40代 男性。
職業 営業職。
妻と子供の5人家族。
朝食後、皿洗いをしていた時。
突然、右肩甲骨の内側に激痛が走った。
うがいのような動作や右腕を後ろに回す動作で、激痛が走る。
何もしていなければ痛くない。
整形外科ではどうせロキソニンが処方されて様子見だで。
と、言われるのがおち。
レントゲン検査をしたって、SNSで調べればわかる程度の説明しかされないので病院には行かず直接、叶kanaeに来た。
仰向けになると楽になると話す。
・施術まえ検査。
スパーリングテスト。
(施術者はベッドに腰かけている患者様の頭の上に手を置いて下へ垂直圧をかける。
その状態で、患者様には左右に首を動かしてもらう)
神経根圧迫テスト。
(患者様はベッドに腰掛けた状態。
上を向いて頂き、さらに右を向いてもらう。
施術者は患者様のおでこあたりに手を置いて、下に垂直圧をかける。
この二つのテストを実施すると患者様が訴える右肩甲骨の間に激痛が走った。
頸髄神経や胸髄神経が何らかの影響を受けている可能性が高いことがわかる。
※主治医ではないので確定診断はできません。
・考えられる疾患。
ストレートネック。
頚椎ヘルニア。
頸部脊柱管狭窄症。
その他、重篤な疾患。
・姿勢。
ストレートネック。
巻き肩。
右耳と右肩が近い。
右肩が高く、背骨に寄っている。
手首が打ち捻り。
骨盤の右が高く、左が低い。
利き尻が左。
一言で表すと、背骨がc字カーブになった姿勢。
また、股関節が硬く、ガニ股で偽O脚。
足首は爪先立ち方向へ硬く、つま先が非常に上がりにくい。
・予後予測。
状態が良ければ、最速で2週間で改善すると思われる。
・考察と結論。
長時間のデスクワークにより頭を支える頚椎や胸椎に負担がかかった結果、右肩甲骨の間に神経痛が走っている可能性が高い。
腕には痺れや痛みが来ていないので神経的には胸髄神経の1番目あたりの高さで障害が起きていると思われる。
施術後は完全に痛みが解消しなかったが、、姿勢を整えつつ神経の圧迫や炎症が治るのおを経過観察していく。
さて、いかがでしょうか?
念の為、MRI検査やしてはいけない動作もアドバイスしました。
痛いところに原因が無い場合がほとんどなので、皆様も姿勢や受ける施術にはくれぐれも注意してくださいね。