3月19日。
発達障害や精神疾患を抱えている方の就労支援の事業所さんで、講話をさせて頂きました。
視覚障害をもつじぶんの体験談を話し、それに対する質疑応答の時間もありました。
お互いの良い気付きや学びが得られて、良かったです。
今回、発達障害や精神疾患、視覚障害は見た目でわかりにくいという共通点があるのではないか?
と、感じました。
というのも私は初見で一体どれくらい目が見えているかわからないので配慮の仕方も難しいし、こちらも相手の表情や反応を資格的に把握することができません。
ここで大切になってくるのが、自己開示です。
私は視覚障害の当事者なので実体験を通じてわかるのですが、自分自身が己の問題を言語化できないと、相手に適切な配慮はしてもらえないという事を理解しています。
自分のことが説明できないのに相手がわからなくて、当然ですよね?
ただ「俺はこんなに困っているのに理解してもらえない」と、権利の主張をしているだけでは単なるわがままになってしまいます。
それは、障害の有無に限らないかもしれませんね。
今日はコミュニケーションが苦手な場合、まずは「何ができて、何ができなくて、どうすればできるのか」を整理したら上手くいくようになるとお伝えしました。
私は悩み事や困りごとには、、社会的な価値があると思っています。
例えば、画面の向こうの皆様は視覚障害を持っている人にどういった配慮が必要なのかわかりますか?
わかりませんよね。
悩み事や困りごとは一人一人違うので、それを共有できたぶんだけヒントが得られるし、相手は具体的な対処法がわかります。
知らないから誤解が生まれるし、関わるのが怖いんです。
だから、当事者の自己開示が必要なんです。
これからも私はご縁を大切にし、率先してやって生きます。
ポジティブな情報の総量を増やすことで、生きづらいと感じている人の力になれると信じています。